ごあいさつ
ずっと変わらない愛情で最期のその時を迎えるまで、この子を手放さない選択を。
土屋あやみ
理事
私は、幼少期から無類の犬好きで、2017年、現在溺愛する元保護犬「エイン」との出会いから、動物福祉問題に直面する機会をいただけました。
(出典:環境省統計資料「犬、猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」対象期間2021年4月1日〜2022年3月31日)
動物愛護センターに引取られる犬の数: 24,102頭
この犬たちは、凶暴な犬だけが引取られているのではなく、あどけない目をしながら、しっぽをたくさん降って近寄ってくる子たちばかりだと言う事を知っていますか?
この多くは、人の身勝手な理由によって捨てられた小さな命たちだということを知っていますか?
そして、かわいい仔犬・仔猫をペットショップ で買い求める人がいる限り、一部の悪質な業者は大量生産を続けます。
その繁殖犬に対するネグレクトの問題や、近年に至っては、行政や自治体が殺処分0を掲げることで、多くのボランティアがその受け皿となり、不幸な動物たちを一頭でも多く救う為に、無理した頭数を保護し続け崩壊してしまうボランティア団体の根深い問題も生じております。
これらの問題の犠牲になっているたくさんの小さな命を救うべく、何らかの活動を起こさなければなりません。また、このような活動に興味はあっても、どの団体が正しく、また、どこに支援したらいいのか判断が難しく、具体的な行動に移せないという愛犬家も多くいるのも事実です。
私たちは、これまでのボランティア経験から、ボランティアスタッフ増員という「人材的」支援や、突発的に発生する犬たちの病気に対しての医療費などの「経済的」支援が必要であると、はっきりと理解できました。
そして、環境や食べ物、医療の進歩により寿命が長くなってきた犬たちの中でも、認知症という病気に注目し、その中でも最も深刻な症状である「夜鳴き」は、介護する側の家族が、精神的にも肉体的にも過酷な日々をおくっています。
その現状は、なかなか表に出る事がなく情報がまだ少ないが、今も続く私自身の愛犬エインの介護経験からも夜鳴き介護という現場は、ふと、「安楽死」について考えることもある大変辛い介護であると認識しています。
安全な環境作りのお手伝いにより安心して眠れる時間を少しでも持って欲しいという想いから、「防音犬小屋レンタくん」との提携により、ワンコたすける協会は夜鳴き症状のある子のお世話が、今までと変わらない愛情をもった介護となるように、犬用防音室の月額レンタル料金の一部を補助する目的として「夜鳴きワンコ支援金」の募金活動が必要になりました。
ワンコたすける協会は、協力関係にある動物愛護団体と人材を結ぶ活動をいたします。
ワンコたすける協会は、2023年9月までに夜鳴き症状のある元保護犬の支援として、犬用防音室のレンタル費用の一部を補助金として支援する「夜鳴きワンコ支援金」の寄付サイトを追加いたします。
ワンコたすける協会は、2025年までに「犬と海と音楽と。」をテーマにした施設運営をいたします。その中で、協力関係にある動物愛護団体が経済的自立ができるよう事業拡大の支援をいたします。
私の愛犬で元保護犬のエインを通して何かお手伝いが出来ることがないか
一人では難しくても多くの皆さまのお力をお借りする事ができたら
過酷な介護であっても「最期のその時を迎えるまでずっと変わらない愛情で我が子に接することができる」最期まで手放さない選択ができると、確信しております。